第二回のテーマは『鮒そして琵琶鱒』
第1部 近畿大学 細谷和海名誉教授による『真鮒』に関する基調講演。講演に続いては、大阪府東大阪市の枚岡神社における「秋祭礼の家庭料理」にみる鮒料理の数々(画:松井繁氏)。昭和20~30年頃に描かれたとされる祭礼絵巻の解説が食文化の観点からなされました。本定例会ではこの絵巻に描かれた鮒料理を再現し試食。
食味では鯉よりも美味とされる鮒。その知られざる生態を細谷先生に分かりやすく解説いただきました。
大阪府東大阪市 枚岡(ひらおか)神社 秋の祭礼家庭料理覚 (画:松井繁画伯)
東大阪市における鮒家庭料理を再現
鮒の昆布巻き料理を再現いただいた、大阪府河内長野の「日本料理 喜一」の北野博一料理長。昔ながらの京料理に加えて大阪料理そして川魚料理を次世代に伝えることができる数少ないミシュラン料理人として知られる。
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鮒鮨にみる滋賀の食文化と食べ比べ
京の川の恵みを活かす会の竹門代表から、南比良における鮒鮨の仕込み方についての説明がなされました。鮒鮨名人として名高い中村家の鮒鮨づくりの実際を順を追って紹介。さらには竹門代表が仕込んだ1年もの~3年ものの鮒鮨の食べ比べが行われました。
2024年1月 第2回定例会